東京・日本橋。
五街道の起点として江戸の時代から続く“日本の中心”には、
大通りの喧騒とは異なる、静かな表情があります。
それが、路地。
江戸の街割りがそのまま残る細い路地には、
300年続く老舗、職人の仕事場、文化財にも指定される建物まで、
時代を歩いてきた風景がそっと息づいています。
その空気を、今日の服にまとえるとしたら——
黒江屋
— “300年の漆の時間”を背中にまとう。
神田川の支流である日本橋川沿いに並行する道を、中央通りから西に入ると、
漆器黒江屋の看板がひっそりと掲げられています。
ふと顔をあげるとビルの2階に灯る小さな明かり。
そこが、三百年を超えて漆と向き合ってきた「黒江屋」。
漆器と聞くと敷居の高いイメージがありますが、
黒江屋のラインナップは驚くほど幅広い。
お重・椀といった伝統の器はもちろん、
水筒、名刺入れ、ピンバッジまで“今の暮らし”に寄り添う姿勢が心地よい。
長い歴史を持ちながらも、日常へ静かに溶け込む懐の深さが魅力です。
【黒江屋スウェット】MEN・WOMEN
フロントはあえて控えめに、クマ刺繍のワンポイント。
そして背面には、黒江屋の象徴である「柏」と「三つ柏」の紋を大胆に配置。
これは実際に従業員の方々が着用する法被のデザインをモチーフに再構築したもの。
“伝統を背負う”という表現が、そのまま一枚になったスウェットです。
竺仙
— 江戸の粋を、軽やかなストリートに。
日本橋小舟町の路地を歩くと、親しみやすい青い暖簾が目に入ります。
天明13年創業、浴衣と江戸小紋で名を馳せる老舗「竺仙」。
店内には職人の手仕事で染められた反物が並び、
国内外のファンが訪れる理由が一目でわかります。
手ぬぐい、一筆箋、器——
どれも伝統の柄が息づきながら、暮らしの中へ自然と溶け込む品ばかり。
路地に佇む老舗でありながら、どこか気取らず、温かい雰囲気を纏っています。
【竺仙スウェット】MEN・WOMEN
スウェットには、竺仙を象徴する“爪菖蒲”の柄を採用。
品よく、そして静かに存在感を放つデザインは、
伝統柄でありながらどこかモダンで、男女問わず着やすいバランスです。
左裾には分銅のモチーフを赤でプリント。
シンプルなボディに、さりげないアクセントが効いた一着。
“江戸の粋”がすっと現代の装いに溶け込む仕上がりです。
はいばら
— 200年続く和紙文化を、グラフィックで遊ぶ。
日本橋交差点。
オフィスビルが並ぶ中、ひときわ存在感を放つのが、
和紙舗「榛原(はいばら)」の重厚な建物です。
“土蔵造り”と代表柄“色硝子”を組み合わせた外観は、
光の当たり方で全く違う表情を見せる特別な佇まい。
季節によって変わる暖簾も、訪れるたび楽しませてくれます。
店内は明るく、彩り豊かな和紙小物が並ぶモダンな空間。
江戸〜大正のデザインをベースにした千代紙の小物は、
国内外のファンが多い名物アイテムです。
【はいばらスウェット】MEN・WOMEN
伝統柄を配した“うちわ”を、流れるように散りばめたデザイン。
色数をあえて絞り、柄そのものの魅力を最大限に引き立てる構成に。
榛原の持つ “伝統と遊び心” をスウェットの上にのせた特別な一着です。
日本橋 東都のれん会
— 日本橋の老舗、すべてを一枚に。
日本橋を歩いていると、
老舗と老舗が、その歴史でゆるやかにつながっていることに気づきます。
職人の技、店構え、暖簾の色。
その全てが、日本橋という舞台の上で役を担い続けてきました。
今回、特別にすべて老舗のロゴを並べた一着を製作。
これは、日本橋がもつ“つなぐ力”を象徴したデザインでもあります。
【日本橋スウェット】MEN・WOMEN
日本橋を象徴する、特別な記念モデル。フロントには控えめなベアロゴ。
そして背面には各老舗のアイコンを集めた“オールスター”デザイン。
街を歩くように、一つひとつのロゴに物語が宿ります。
伝統と新しさ。
その出会いを、一枚のスウェットに。
